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開山忌
開山忌法要
平成28年4月14日(木曜日)午後1時より 開山忌法要が執り行われました。
午後2時頃より 山主より『黒白二鼠(こくびゃくにそ)』の掛け軸とホワイトボードを使って法話をしていただきました。
この黒白二鼠(こくびゃくにそ)とは、白と黒の鼠、蔓、猛象、蛇、蜂、五滴のハチミツ、二匹の龍が描かれています。
人間がいろいろな恐怖に直面しているのにも関わらず、蜂蜜の甘さという一時の快楽にひたっている様子を表しています。
人間の愚かさを論す絵であり、釈尊は『人生は無常だと目覚めて、心眼を開きなさい』という教えをこの寓話で喩えました。
白と黒の鼠は昼と夜、つまり一日。
蔓は、寿命。
猛象は、想定外の天変地異。
蛇は、死の影。
蜂は、不注意による怪我。
五滴の蜂蜜は、食欲・色欲・睡眠欲・名誉欲・財欲・
二匹の龍は、煩悩です。
2016-04-18 15:45:43