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秋季彼岸会 2015-09-20 (Sun) - 2015-09-24 (Thu) 13:00~17:00
平成27年度 『秋季彼岸会』
”今日彼岸 菩提の種を 蒔く日かな”
”良き種を 蒔いておき焚き 彼岸かな”
彼岸とは、インドの古い言葉で パーラミーターといい、正しくは到彼岸といいます。
即ち、私たちの住んでる悪と苦しみの境界(此の岸)を離れて迷いの川を渡り、苦のない境地。
悟りの境界(彼の岸)へ行く(到る)という意味です。
子の迷いの川を渡りきる方法として、六つの修行法が教えられています。
その六つの修行とは
一、『布施』(ふせ)…財や心を他人に施すこと
二、『持戒』(じかい)…心を戒めること、他人に迷惑をかけないこと
三、『忍辱』(にんにく)…不平不満を言わないこと、腹を立てないこと
四、『精進』(しょうじん)…常に努力をおしまないこと、全力で物事にあたること
五、『禅定』(ぜんじょう)…心を静かに保つこと、反省を忘れないこと
六、『智慧』(ちえ)…真実を見る智慧、正しい判断力を身につけること
この6つの修行を仏教では六波羅蜜(ろくはらみつ)と呼びます。
頭では思っていても、なかなか実践できないことばかりです。
ですが、六波羅蜜の修行は、自分の心がけひとつで誰にでもできます。
この6つの修行を、春と秋の年2回みんなで実践しようというのが、お彼岸の教えです。
お彼岸にお寺やお墓、仏壇にお参りするのも『六波羅蜜』の実践に通じる大切な仏道修行です。
『暑さ寒さも彼岸まで』といわれるように、お彼岸の季節は穏やかな季節です。
お彼岸の期間はお寺にお参りし、心穏やかに、仏道修行に励んでみてはいかがでしょうか?
六つの修行を通して心豊かな人柄を身につけましょう。